新津高生死亡:熱中症死、損賠訴え初弁論 県側は棄却求める /新潟

新津高生死亡:熱中症死、損賠訴え初弁論 県側は棄却求める /新潟
毎日新聞 2013年3月8日(金)12時37分配信

 県立新津高校(新潟市秋葉区)野球部1年の男子生徒(当時16歳)が、部活のランニング中に熱中症とみられる症状で死亡した事故で、男子生徒の両親が県を相手取り、約8400万円の損害賠償を求めた裁判の第1回口頭弁論が7日、新潟地裁(大竹優子裁判長)であった。県側は訴えの棄却を求めた。
 訴状によると、男子生徒は昨年7月28日午後1時45分ごろから、野球部の練習でランニングを開始。往復約10キロのコースのゴール間近で熱中症により路脇の竹やぶに転落したとみられる。監督や部長らは男子生徒が戻らないことに気づかずに練習を続行。翌29日朝、両親からの連絡を受けて捜索していた警察官が生徒の遺体を発見した。
 両親は、練習当日は高温だったのに、学校側は熱中症防止の注意義務を怠ったと主張している。
 県保健体育課は「具体的な部分については、裁判の中で明らかにしたい」としている。【真野敏幸】
3月8日朝刊

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